口内の健康管理怠っていませんか?
実は歯ブラシで落とせる歯垢は全体の6割ほどです。
つまり4割は磨き残しで、それが口臭や口腔疾患の原因にもなります。
子供のころからこのことを知らずに4割の汚れを毎日残していたら
将来の口内環境は取り返しのつかないことになるでしょう。
口内の健康と管理の重要性について
口腔疾患がある人は口腔内が健康な人に比べ、 全身疾患を持つ割合が3.4倍高いと言われています。健康な人でも、口の中には600種類以上もの細菌が常にあると言われていて 口腔ケアを怠ると口の中の細菌は増殖し、病原性のある細菌に変化します。 これらの細菌が肺に入ったり、口の中のキズ(虫歯や歯周病)などから血管内に入ったりして、下記のような全身疾患や感染症にかかり死に至ることもあります。

口内の健康と管理の重要性について
高齢者の直接の死因で最も多いのが肺炎です。その原因が口の中に潜伏しています。私たちは寝ている時にも唾液などを飲み込む嚥下(エンゲ)反射が起きています。その時に細菌が胃に入れば問題ありませんが、高齢者の嚥下反射は低下していて、知らないうちに気管支や肺に入り込んでしまうため誤嚥(ゴエン)が起きます。高齢者の肺炎の多くは誤嚥性肺炎です。肺へ流れ込む細菌が多すぎたり、食物や胃液が逆流して肺に入ると防御作用を発揮できず重篤な肺炎となり命を奪われてしまいます。高齢者の肺炎の予防に最も大切な事は脳血管障害などの疾患や寝たきりにならない事ですが、そのためにも口の中の原因菌を減らすことが大切です。寝る前に口の中をきれいにすることは、高齢者の肺炎予防の決め手といえます。
高齢者の口をきれいにすると、どんな良い事が有りますか?
- 発熱することが少なくなります。
- 肺炎を起こす細菌が少なくなります。
- 風邪をひきにくくなります。
- 口臭がなくなり、社会性の回復になります。
上記、高齢者だけが対象ではなくどんな方でも当てはまりますね。
口内管理は継続することが大切です。
今後は、体の健康維持、健康寿命を伸ばすための「口内ケア」といっても過言ではないでしょう。